2007年 6月28日(1) 草むしりと作切り
参加者:土屋会長、大島、黒岩(初)、土田、伊藤、木村
今日の作業は雑草取りと土寄せ。畑の土が細長く盛り上けたところを畝(うね)といいますが、嬬恋では作(さく)と言い、この作業を「作切り」といいます。今日の作業を嬬恋言葉でいうと、草むしりと作切りです。
昨日は春季事業の打ち上げ日で、夜のバーベキューにはなんと今日、後で訪ねる黒岩時子さんのクロコの差し入れがありました。早く作業を終わらせて取材に行きたいところです。黒岩初男さんが見守り、伊藤さんが撮影する中、今日の農作業を行いました。
新しくできるいもは、種芋の上にできます。作切りすることで、
- 日に当たって青くならないようにする
- 根に空気を入れる
- 木を保護する
という効果があると初男さんは言いました。木(植物体)を保護するとは、土を盛ることで暑さや病気から護るということなのでしょう。
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じゃがいもの花が付き始めていました。紫色の花の他、黄色い蕾もありました。少し掘ってみると、新しいじゃがいもができはじめていました。じゃがいもは塊茎といって、地下にある茎の一部です。地下茎からまず白く太いもの(ストロン)が伸び、先端に栄養を貯蔵して肥大した塊茎ができます。
根と地下茎の違いは、根はまず側根(そっこん)があるということです。大根やサツマイモも根がついていますがじゃがいもはつるつるしています。もう一つは、日に当てると葉緑素ができ青くなるということです。上記の大根やサツマイモの他、ニンジン、ゴボウなども日に当てても青くはなりません(大根上部の青い部分は茎である) 。
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次に、種から育てた苗を畑に移植する作業をおこないました。予め穴の開いたマルチには、穴から雑草が伸びています。これを引っこ抜き、そこに苗を入れていきます。この時に細かく揺さぶって、土が一緒について行ってしまうのを防いでやります。一つ一つ丁寧に、マルチの穴に入れていきました。
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2007年6月28日(2)海野西五郎さんを訪ねる
2007年6月28日(3)黒岩時子さんを訪ねる
この日の上毛新聞記事(2007.07.01)