2008年 4月 7日〜4月24日
参加者:土屋(茂)、土屋(澄)、黒岩(隆)、土田、地元の奥様方
2008年4月、食材としてのクロコをつくる作業を行いました。また、当会としてはクロコプロジェクトをこのままの形で継続していくことが難しい状況になったため、後日の理事会で、この形式でのクロコプロジェクトはいったん休止することになりました。
しかし本プロジェクトによる特集ページの作成公開等により、嬬恋村で生まれた純然たる郷土料理『クロコ』の存在と、その材料の作り方及び料理のレシピの一部を記録し、全国に紹介することができました。新聞、雑誌等への掲載やNHKテレビでの放映もありました。そして何より良かったことは、地元の方々が『クロコ』の価値を再認識し、喜んでくださったり、郷土に誇りを持ってくださったことでした。『嬬恋の風土ならではの地域の良さ、地域らしさを掘り起こし、保存再生伝播していく…』という、当会の理念に基づいた活動と目的はある程度達成できたと考えられます。ご協力くださいました大勢の皆様方に厚く御礼申し上げます。以下には土田武司理事による当日の作業状況写真とコメント、クロコの収量(率)の報告を記載します。
撮影とコメント:土田武司理事
1. 4月7日
クロコプロジェクトの最終段階2. 4月7日
作業に協力してくださった皆さん3. 4月8日
まだアクが強い。水を流して4. 4月8日
アクを除去。また水を入れて攪拌5. 4月8日
1日2回、水を入れ替え攪拌6. 4月9日
1週間くり返し、クロコが沈殿7. 4月9日
水が澄んで、アク抜き終了8. 4月24日
袋に詰め、新兵器のテコで圧搾9. 4月24日
脱水作業。結構な力仕事10. 4月24日
絞った後は、素早く握り締め11. 4月24日
常温乾燥。カビ発生に注意12. 4月24日
クロコの完成
クロコの収量(率) ジャガイモ 300kg (率) 白粉(デンプン) 20kg 3.6% クロコ 11kg 3.6% 滓(カス) 30kg 10.0% 水分 推定:240kg 80.8%